
安藤裕子(あんどうゆうこ)さん、ご存知ですか?
アナウンサー?いえいえ違います。
それは安藤優子(あんどうゆうこ)さんですね、「ゆうこ」の漢字が違いますね。
安藤裕子さんは歌手です。
女性アーティストの中で、一番聴いているのが安藤裕子さんかもしれません。
今回は安藤裕子さんの魅力と好きな曲を紹介していきたいと思います。
安藤裕子とは
まず最初に「安藤裕子」さんについて説明をしていきたいと思います。
安藤裕子さんは1977年生まれで出身地は神奈川県の青葉市。
2003年ミニアルバム「サリー」でデビューしています。
デビュー当時の年齢は26歳と若くしてデビューといった感じではありませんでした。
というのも元々、絵を描くことを趣味としていたのですが、次第に「もの作り」に携わりたいと思うようになり学生時代は映像や映画の職業を志していました。
でもまぁ、それが中々うまくいかずに周囲の勧めもあり、勉強のために役者の仕事をするようになりました。
「池袋ウエストゲートパーク」ってドラマ知ってますか?
2000年に放送された、長瀬智也さん主演で宮藤官九郎さんが脚本を務めたドラマで、個人的に生涯で一番見返したドラマなのですがその「池袋ウエストゲートパーク」にも出演していました。
その時の監督が「堤幸彦」さんだったのですが、2002年に堤幸彦さん監督作品の「2LDK」に「隣人に光が差すとき」という曲が抜擢されます。
当時、デモバージョンだったこの曲。
堤幸彦さんは曲を聴いて即決だったとのこと。
ちなみに堤幸彦さんは個人的に「映画」じゃなくて「ドラマ」を撮っていた方が良い人だと思ってます。
その感じでいうと三谷幸喜さんも自分の中ではそういう感じの人ですね。「映画」というよりも「ドラマ」向きだと個人的に勝手に思ってます。
話を安藤裕子さんに戻しますが、、、そんな流れの中で26歳でミニアルバム「サリー」でデビューするんですね。
その「サリー」の中に収録されている曲は5曲なのですが、すべて安藤裕子さんが作詞・作曲をしています。
※サリーという曲のみ作詞:安藤裕子 作曲:安藤裕子 / 山本隆二です。
デビューしたといっても「ほぼ無名」だったためオリコンアルバムチャートにランクインする事はありませんでした。
その後、2004年1月に2枚目のミニアルバム「and do, record.(アンド・ドゥー・レコード)」をリリースします。
この「and do, record.」も収録曲は5曲となっています。
このアルバムの1曲目の「ドラマチックレコード」が「スペースシャワーTV」のPOWER PUSHに選ばれた事もあり、その時に「安藤裕子」とアーティストの存在を知った人も少なくないのではないでしょうか。
しかし、スペースシャワーTVを見る人って恐らく「音楽が好き」「音楽に興味がある」って人達ですからね、そういう人達の中で認知され始めたといった感じでしょうか。
この「and do, record.」の5曲目の「忘れものの森」は好きな曲の1つです。
2004年6月に1stシングル「水色の調べ」をリリースした後、2004年9月に1stフルアルバム(通算3枚目)「Middle Tempo Magic(ミドル・テンポ・マジック)」をリリースします。
このアルバムには以前発表されている「サリー」や「ドラマチックレコード」、「忘れものの森」なども収録されています。
そして歌手デビューとある種きっかけとなった「隣人に光が差すとき」も収録されています。
この「隣人に光が差すとき」のイントロが綺麗です。安藤裕子って感じがします。
「Middle Tempo Magic」は全12曲となっています。
このアルバムの最後に収録されている「聖者の行進」この曲も好きな曲の1つです。
そして、安藤裕子というアーティストの転機となった2005年。
2005年は「あなたと私にできる事」「Lost child,」「さみしがり屋の言葉達」と3枚のシングルを発表しています。
転機となったのは、上記の曲ではなく2005年11月から放送された「月桂冠」のCM曲に起用された「のうぜんかつら(リプライズ)」です。
当時、このCMにはクレジットがなく、「誰がうたっているのか」との問い合わせが殺到したらしいです。
そしてその「のうぜんかつら(リプライズ)」が収録されたアルバム「Merry Andrew(メリー・アンドリュー)」が2006年に発売され、自身初のオリコンチャートTOP10入りを果たします。
その後も精力的に活動を続け、これまで(2022年3月20日時点)に17枚のシングルと12枚のアルバムをリリースしています。
その他、楽曲提供や映画出演をしていたりもします。
と、まぁ安藤裕子さんについてすべてではないですが紹介をしてみました。
なぜ、ここまでかというと「のうぜんかつら(リプライズ)」が自分にとって安藤裕子さんを知るきっかけの曲であり、今までで一番聴いている曲なので、そこまでを書いてみました。
安藤裕子の好きなとこ
では、ここからは「安藤裕子」さんの好きなところを書いていきたいと思います。
好きな曲は好きな曲で後ほど紹介をしていこうと思うので、曲以外の部分で紹介をしていこうかなと。
安藤裕子の好きなとこ 「顔」
まずは、「顔」です。タイプです。
髪が長いイメージですが、個人的にはショートカットの時の方が好きです。
これは安藤裕子さんに限らずショートカットが好きです。
サムネで顔がわかるものを探してみました。
この感じが好きです。
以上です。
安藤裕子の好きなとこ 「声」
安藤裕子さんの特徴、というかアーティストの方であれば大体の方が該当するかもしれないですが、「声」です。
どんな声なのかというのは聴いてもらった方が早いし、わかりやすいと思いますが、、、
なんというか「優しさ」と「強さ」両方を持っているんです。
曲によって違うって言うよりは、曲の中に両方があるって感じです。
「優しい」寄りの声は見た目の印象とマッチしているのかなーと思います。
でも、それだけじゃないっての好きな点です。
安藤裕子の好きなとこ 「雰囲気」
安藤裕子さんの好きなとこ最後は「雰囲気」です。
ここまでに出てきた「顔」と「声」を足したようなやつになってしまいました。
雰囲気って作ろうと思って作るというよりは、元々持っているものって感じですよね。
安藤裕子さんの雰囲気は個人的に「とても心地いい」んです。
これはもう説明しても伝わりづらいかなーと思います。
なので、好きな曲紹介へといきたいと思います。
その動画を見てもらえたら「顔」も「声」も「雰囲気」も伝わるかなーと。
安藤裕子の好きな曲たち
ではでは、安藤裕子さんの好きな曲を紹介していきたいと思います!
個人的に好きな曲をただただ紹介していくだけではありますが。
HAPPY
最初に紹介する安藤裕子さんの曲は、「HAPPY」。
4枚目のフルアルバム『chronicle.』(クロニクル)に収録されている曲です。
HAPPYは作詞は安藤裕子さん、作曲はSUEMITSU & THE SUEMITHさんです。
タイトル通り「HAPPY」な曲調な曲です。
安藤裕子さんらしい声の一つである「可愛らしい」感じの声からスタートするこの曲ですが、サビに入るとちょっぴり雰囲気が変わります。
その感じが良き。
そしてサビが終わりBメロではまた可愛らしい感じになり、またサビになると雰囲気がちょっぴり変わります。
安藤裕子さんの好きなとこで「声」を上げましたが、この1曲の中に違う「声」があるってのが良いんですよね。
声なんてものは好みだとは思いますが、自分にとっては、とても刺さる声です。
「HAPPY」な感じが伝わる曲なんだけど、それだけじゃないというか。
そして曲終盤では切なさをチラ見させてくるという。
その感じがまた良い。
切ないと言ってもネガティブな感じではなく、上を向いて、前を向いて行こうって思えるようなそんな前向きな切なさ。
そこが好きなポイントです。
TEXAS
続いては、「TEXAS」。
安藤裕子さんの5枚目のシングルになります。
この「TEXAS」は、1曲目の「HAPPY」と曲の系統的には似ているかもしれません。
POP(褒めてる)な感じの曲調に安藤裕子さんの声がマッチしています。
やはりこの曲もサビでちょっぴり雰囲気が変わります。
「HAPPY」の時の変わり方とはちょっと違います。
「HAPPY」の場合は、可愛らしい→ちょい力強いって感じでしたが、「TEXAS」は可愛らしい→ちょい切ないって感じです。
歌詞は前向きというか、平和な感じの歌詞で決してネガティブな感じではないです。
しかし、切なさを感じる。
この感じも「HAPPY」と似ていますね。
そして、このPVの安藤裕子さんが可愛い。
池袋ウエストゲートパークに出ていた時の雰囲気に似ているような気がします。
聖者の行進
続いては「聖者の行進」です。
こちらは「安藤裕子とは」でも書きましたが、1stフルアルバムの「Middle Tempo Magic(ミドル・テンポ・マジック)」に収録されている曲です。
MVがなかったのでLIVE VERになります。
なので、音源とはちょっと雰囲気が違います。
1番はめちゃめちゃ優しい歌声。
2番からサウンドが増えます。
そして、声も少し変わります。
サビになるとそれがわかりやすいかなと思います。
音源よりも個人的には切なさが増している感じがあります。
これはこれで良き。
音源の方が力強さがある感じかなと。
この曲は一時期すごい聴いてました。
個人的には「安藤裕子」が詰まってる曲だと思います。
忘れものの森
続いては「忘れものの森」です。
こちらも前述しましたが、2枚目のミニアルバム「and do, record.(アンド・ドゥー・レコード)」に収録されています。
とてもシンプルな曲です。
シンプルが故、安藤裕子というアーティストとの相性がとても良い。
音が少ない分、安藤裕子さんがわかりやすい曲かなと。
安藤裕子といえばこういう雰囲気。ってイメージの方も少なくないのかなーと。
この曲は声の雰囲気の変化はそこまで感じないですが、サビは今まで使ってきた「強い」とはまた違う「強さ」があります。
切ないけど頑張ろうと気持ちを運んできてくれる感じです。
言葉にするのは難しいですが、、、マイナスな気持ちで終わらない。
けど切ない。
けど前向ける。
的な感じの曲です。
「忘れものの森」ってタイトルもなんか好きです。
のうぜんかつら(リプライズ)
そして最後に紹介するのは「のうぜんかつら(リプライズ)」です。
てか今回紹介する曲すべて最近ではなく初期の方の作品ですね。
「HAPPY」が唯一、初期というよりは「前期」又は「中期」かもしれません。
この曲が「安藤裕子」楽曲で一番有名ですかね?
ちなみに(リプライズ)ってついてますが、ついていない「のうぜんかつら」という曲もアルバムに収録されています。
そちらはリプライズより、POPな感じになっています。
それはそれで良きです。
この「のうぜんかつら(リプライズ)」ですが、「忘れものの森」同様とてもシンプルです。
音はピアノのみ。
他にあるのは「安藤裕子」さんの「声」のみ。
ハモリ・コーラス的なものもありません。
MVも曲と同じくシンプル。
でも見ちゃう。ってな感じになってます。
この曲は、、、良い。
曲調も良いし、歌詞も良い。
歌詞が切ない切ない。
歌詞に関しては安藤裕子さんのおばあちゃんが、安藤裕子さんのおじいちゃん(おばあちゃんの旦那さん)に宛てた手紙を元に作られていると聞いた事があります。
「あぁ、そういう事か」と。
切ないんですが、「優しさ」を感じるんです。歌詞が。
そして、情景を思い描きやすいというか。
3分ちょっとしかない曲ですが、聴き終わった後、映画を見終わったような気持ちになります。
それはこの曲の歌詞が上記のような形で作られているからかもしれませんね。
ちなみに安藤裕子さんのLIVEに初めて行った時、最後の曲がこの「のうぜんかつら(リプライズ)」だったんです。
曲が終わってLIVE終了のアナウンスが流れてみんな各々席を後にする中、自分はちょっと動けなかったです。
余韻というか。
「こんなん聞いた後、すぐに現実世界の音聞きたくない!」って気持ちになったというか。
今までめちゃめちゃLIVEに行ったりしてる訳ではないですが、ちょこちょこアーティストのLIVEやフェスに足を運んでいます。
生で聴いて衝撃を受けたアーティストの1人ですね。
ちなみに、完全に余談ですがLIVEを見て一番衝撃を受けたのは「玉置浩二」さんです。
玉置浩二さんは特別好きってわけではなく、勿論知ってる曲はありますし、好きな曲もあります。
でも「めっちゃファンです!」って感じではなく。
ひょんな事からLIVEを見る機会があり、曲が始まり玉置浩二さんが歌い始めた瞬間「なんだこれ、おい」ってなって気づいたら曲が終わってました。
その時に聞いた曲は知らない曲だったのですが、完全に聴き込んでました。
なんなら前のめりで。
「これが天才か」と。
そんな話はさておき、「のうぜんかつら(リプライズ)」に話を戻すと、とにかく良い曲!
シンプルな曲と書きましたが、優しい感じの安藤裕子さんがたくさんですが、サビはしっかりと強さがプラスされています。
そして最後また優しい感じになり曲が終わります。
優しく、切なく、そして強く、これまた前向きな感じも連れて。
最後の歌詞がこれまた良いんですよね。
どんな感じで、どんな歌詞で終わるのか。
それは実際に曲を聴いて確かめてもらえたら幸いです。
安藤裕子についてのまとめ
と、いう訳で今回人生で一番聴いているであろう女性アーティスト「安藤裕子」さんについて書いてみました。
なぜ、このタイミングで安藤裕子さんについて書いてみようと思ったのか。
正直、最近の活動ってのはめっちゃチェックしてるってわけではありません。
新曲が配信されてるのに気づいたら聴いてみる。ってなレベルです。
そして常時聴いているかと言われたら、そういう訳でもありません。
だけど、戻ってくるのは安藤裕子なんですよね。
色々聴いて戻ってくるのがそこなんです。
その周期は不規則ではありますが。
今回、安藤裕子聴きたくなる月間がきたので、せっかくだからと思い書いてみました。
良かったら記事にあるMVを見たり、サブスクなどで聴いてみたりしてもらえたら幸いです。
特に「なんか疲れたなー」って時などに聴いてもらえたら、きっと!あの日のように上手く笑えるはずです!