【映画】あの頃。という作品について

あの頃。という映画について

2021年の2月19日に公開された松坂桃李さん主演の映画【あの頃。】

公開週に映画館で見たのですが、8月にU-NEXTやNetFlixで配信されまして。

今年の2月に公開された映画が8月には配信開始って凄い時代ですね。

こちらとしてはありがたい!ですが。

配信されたら見よう!と思っていたのですが、すぐには見れず最近やっとこさ見返す事ができました。

今回はそんな、松坂桃李さん主演の【あの頃。】について少しばかり書いていきたいと思います。

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映画【あの頃。】とは


まず、この「あの頃。」という映画が、どんな映画かといいますと、一言でいうならば俗にいう「アイドルオタク」の映画です。

この、「あの頃。」ですがベーシストの劔樹人(つるぎみきと)さんが執筆した自伝的コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」を映画化した作品なんですね。

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この映画「あの頃。」は、自伝的コミックエッセイを基になっているわけなのですが、映画と原作では異なる点がいくつかあったりします。

映画では、心身ともに疲れ切っていた時に、友人がくれたのは「あやや」こと松浦亜弥さんのCDですが、原作ではCD-Rになっています。

鈴木あみや、モーニング娘。、ボンボンブランコなどのアイドルのプロモーションビデオが入っており、ぼんやりと順に眺めていて目が釘付けになったのが「松浦亜弥」さんだったとのこと。

そういった細かい部分ではありますが、松浦亜弥さんをきっかけにアイドルにはまっていき、そして”仲間”と出会い、、、という大筋の流れは変わっていません。

そして、初めて松浦亜弥さんのプロモーションビデオを見たとき、気づくと、とめどなく涙が溢れていた。と。

冒頭にも記載しましたが、映画「あの頃。」では「劔」さん役を「松坂桃李」さんが演じています。

ちなみに、”松浦亜弥との出会い”のシーン。自分はこの「あの頃。」という映画の中で割と印象に残るシーンでした。

映画「あの頃。」では、その出会いのシーンはこんな感じで描かれています。

バンドの練習で先輩らしき人からダメ出しをされる、劔。

家に帰り部屋で「サルビアの花」をベースを弾きながら唄っている。
※唄っているというより、口から声がでてるといった感じではありますが。

そして、そこに友人が「パチンコ打ちにいこーや!」ってくるんですね。

しかし、声が聞こえていないのか「劔」は無反応。

何度か声をかける友人。しかし無反応。

『あっ、これやばいやつだ。。。』って思った友人は一人でパチンコに行ったんでしょうね。

戦利品と思われる品がドアの取っ手にかかってるんですね。

その中にあったのが、松浦亜弥さんのCD。

その後、コンビニ弁当を買ってきて、友人からもらった松浦亜弥さんのプロモーションビデオを見始め、曲が進むにつれ段々と釘付けになる感じが、よかったです。

生気のない目をして、コンビニ弁当を食べている感じがなんとも、感をだしています。

個人的に松坂桃李さんはこういう闇がある感じ?上手だなーと思います。

と、まぁ映画「あの頃。」ではそんな感じで松浦亜弥さんと出会い、そして”オタク仲間(恋愛研究会。)”と出会い過ごした日々が描かれていくんですね。

映画「あの頃。」についての感想1


結論から言うと、自分はこの「あの頃。」という映画は好きです。

ただ恋愛研究会。が実施するイベント内容だったりを考えると、「好きじゃない」となる人がいるのも理解できる内容です。

なので、「みんなにおススメ!!」という映画ではないかなと思います。

では、そんな映画「あの頃。」を何故記事にしているのか。

それは、上記に記載した通り個人的にこのe映画「あの頃。」という作品が好きだからです。

この映画「あの頃。」は公開前から楽しみでした。

それは主演が”松坂桃李”さんだからです。

松坂桃李さんといえば、遊戯王のカードゲームが好きで有名ですよね。

遊戯王のスマホアプリゲームでは無課金で「キング」(ランクの1番上)まで登りつめまたとのこと。

そして、遊戯王の話をしている時、すごく楽しそうなんです。

この「何かの話をしている時すごく楽しそう」ってのは、今回の役を演じるのにとても大切な要素だと思ってて、それを対象は違えど、持っている松坂桃李さんなので、主演が松坂桃李さんと聞いた時は、「絶対見る」となりました。

好きなものを語れる(話せる)ってのは、とても素晴らしい事というか。

中には「好きなものはあるけど語るまでは、、、」ってなる方もいらっしゃると思います。

自分もどっちかというとそっちのタイプです。

どう言葉にしていいものか。。。となってしまったり。

それって、普段から周りにそういう話をする人があんまりいない。ってのが関係してるのかなーって思ったりもします。

そういう場があったら違ってたかなーと。

さて、この後に書く、映画「あの頃。」の感想2では、その辺りの話に。

映画「あの頃。」の感想2


さて、松坂桃李さんが演じる「劔」が松浦亜弥さんに惹かれてから、出会う「オタク仲間」後に「恋愛研究会。」という名前で活動するわけですが、元々は「ハロプロあべの支部」という名前でイベントなどを開催していたのですが、そのイベントを劔さんが一人で見に行ったことがきっかけで、その仲間内に入るんですね。

原作に「年齢的にはちょっと遅い青春時代の始まりのようであった」と記されているのですが、本当に映画のスクリーンの向こうにいるのはまるで大人が「部活」をしているかのような光景。

この部活感というか、その感じが良いんですよね。楽しそう。

恋愛研究会。のメンバーを演じる「仲野太賀」さんや「山中崇」さんや「若葉竜也」さん、「芹澤興人」さん、「コカドケンタロウ」さんがこれまた良い味を出してます。(後にメンバーに加わる「大下ヒロト」さんも)

特に仲野太賀さんすごいです。

仲野さんが演じるのはコズミン(原作ではコツリン)というキャラクターなのですが、このコズミンが嫌なやつなんですね。

しかしどこか憎めないというか。

その感じを見事演じ切っています。

他のみなさんもそれぞれキャラが立っていて、本当に楽しそう。

前述したような、行き過ぎたと言われても納得なイベント内容などもあるんですけど、それでも楽しそうなんですね。劔さんの中にある「あの頃。」が。

自分は学生時代以外にこういったグループ的なものに属したことはないのですが、それでもそう思えてしまう。

あーいいなぁ。と。

青春だなー。と。

映画「あの頃。」の感想1の最後の方に書いた「そういう話をする人が周りにいない」ってのも、こういった〇〇仲間のようなものに出会っていたら、また違っていたのかなーって。

それは自分が行動しないと生まれないものだったりするので、今更言ってもという感じではありますが。

映画「あの頃。」の感想3


映画「あの頃。」最後の感想。

それは。

「オタク」っていいなって。

というより、何かに熱中できるものがあったりってのっていいなと。

それが生きる活力になっていたり、すごいですよね。

人生においてモチベーションってはとても大事だと思いますし、それをくれるものがある。それぐらい熱中できるものがあるってのは良いなって。

今回はその対象が「アイドル」です。

生まれてこの方、アイドルにハマった事がないのですが、好きな曲は何曲かあったりします。

で、気になった曲はyoutubeでMVなり、LIVEなりを見たりするのですが、元気が出るってのはわからなくもない。

周りにアイドルに詳しい人がいたらもしかしたらアイドルにハマるという世界線もあったのかなーと思ったりします。

「いや、自分からハマれよ!」ってなるかもしれませんが、バンドにハマったりってのはあったんですけどね。。。

しいて言うならPerfumeはLIVEを1回ですが見に行きました。

でも全曲、全アルバムチェックしてます!って感じではなかったですね。

周りにPerfumeの話をする人もいなかったですし。

〇〇オタク仲間ってのが、この先できるかどうかわからないですが、機会があったら作ってみたいなーと思います。

同じものが好きな人達で周りからしたらなんのこっちゃな話を延々と話す。みたいなやつをやってみたいです。

そして、自分の中にも「あの頃。」のような「あの頃。」ができたらいいなーと。

自分の中には、自分なりの「あの頃。」ってのがあるわけですが。

なにはともあれ、「今が一番楽しいです」を常に言っていられるように、今を「あの頃。」のように話せるようにしていきたいなと。

そんな風な気持ちにさせられる映画、原作含め、「あの頃。」という作品のお話でした。

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