中学終わりかけか高校の頃に出会った
“BUMP OF CHICKEN”
の
“ラフ・メイカー”
laugh(笑う)maker(作る人)
笑いや笑顔を作る人みたいな意味のタイトルのこの曲
バンプの中では1番聴いてる曲かもしれないということで
ラフ・メイカーとはなんぞや?
ってのを考えながらラフ・メイカーの世界をのぞいてみたいと思います。
ラフ・メイカーの持つ意味とは?ラフ・メイカーとは一体なにもの??ラフ・メイカーの意味とは???
そういった部分を ラフ・メイカーの歌詞を見ながら勝手に解釈をし、ラフ・メイカーを勝手にレビューしていきます!
ラフ・メイカー – 突如現れた救世主??
“涙で濡れた部屋に ノックの音が転がった
誰にも会えない顔なのに もうなんだよ どちら様?
「名乗るほどたいした名じゃないが 誰かがこう呼ぶラフ・メイカー アンタに笑顔を持って来た 寒いから入れてくれ」
ラフ・メイカー?冗談じゃない!そんなモン呼んだ覚えはない
構わず消えてくれ そこに居られたら泣けないだろう”
何かがあって泣いてる主人公の基に突如現れた”ラフ・メイカー”と名乗る者
しかし主人公は冷たく突き放します
そりゃそうだわな1人で泣きたい夜もあるわな
余計なお世話だこのヤローって話だわな
放っておいてくれって思う時もあるわな
でもこのラフ・メイカーって誰が呼んだの?
勝手に来るもんなの?涙探知機みたいなの持ってんの?
だとしたらヤベーやつじゃん
ってなりかねない
だって泣いてる人のところに駆けつけるんでしょ?
いやそこだけ見たらすげーいい奴からもしれないけど…
“大洪水の部屋に ノックの音が飛び込んだ
あの野郎 まだ居やがったのか 消えてくれって言ったろう
「そんな言葉を言われたのは 生まれてこの方初めてだ 非常に悲しくなってきた どうしよう泣きそうだ」
ラフ・メイカー?冗談じゃない!アンタが泣いてちゃ仕様がない
泣きたいのは俺の方さ こんなモン呼んだ覚えはない”
涙で濡れた部屋で更に泣き続けた結果大洪水の部屋に変わってて
おいおい大分泣いてるとはいえそんなに涙出んの?
なんて気持ちは置いておき
未だにラフ・メイカーを拒否する主人公
結果ラフ・メイカーが泣き出すっていうまじで何しに来たの?状態
てか生まれて初めての拒否って
やっぱ普段日頃からそういう事してんの?
っていう謎の存在ラフ・メイカー
そもそも普段は何してるんだろう?
これが仕事なのか?
だとしたらどうやって収入を得ているんだろう?
などなど気になる事はあれど
そんな事を言われたのが生まれてこの方初めてってのは
すごいなって思う
今までそんな事言われずにきたわけだもんね
ラフ・メイカー – 生き甲斐と言い切れる強さの先には
“ドアを挟んで背中合わせ しゃっくり混じりの泣き声
膝を抱えて背中合わせ すっかり疲れた泣き声
今でもしっかり俺を笑わせるつもりかラフ・メイカー
「それだけが生き甲斐なんだ笑わせないと帰れない」
今ではアンタを部屋に入れてもいいと思えたが困ったことにドアが開かない溜まった涙の水圧だ
そっちでドアを押してくれ 鍵なら既に開けたから
ウンとかスンとか言ってくれ
どうした?おい、まさか”
泣きに泣いた両者
主人公はわかるとしても後から泣き始めたラフ・メイカーも疲れた泣き声なの?と思もってしまわなくもないけど
まぁそこで泣き疲れた主人公がラフ・メイカーに歩みよるわけですな
部屋に入れてもいいと
これはもう「それだけが生き甲斐」と言い切ったラフ・メイカーの勝利!
って言ってもいいのではと
そんなに言うならもう入ってきてくれよ!と笑わせてくれよ!!と
でももしかしたらこの主人公も本当は泣きたくなんかなくてむしろ誰かに笑わせてほしいって思っていたのかもね
が、しかし泣きにないたせいで涙が溜まりに溜まり水圧でドアが開かない!
いやそれもう座ってたら全体涙の中では?!
なんてのは置いておき主人公はラフ・メイカーに助けを求める訳ですね
しかしながら返事がない
泣き疲れて帰っちゃったのかな?
やっぱり笑顔を運んではくれないのかな?
“ラフ・メイカー?冗談じゃない!今更俺一人置いて構わず消えやがった信じた瞬間裏切った
ラフ・メイカー?冗談じゃない!逆側の窓の割れる音
鉄パイプ持って泣き顔で「アンタに笑顔を持ってきた」”
帰ってしまったと思われたラフ・メイカー
が、しかし帰ってはおらずしっかりと主人公の部屋の中に入る方法を考えていたんですね
でもさ鉄パイプって何処から持ってきたん?持ってきて大丈夫なん?
で窓割っちゃったけどそれも大丈夫なん?なんてのは置いておき
どれもこれも笑顔を持っていくためなんよね
何故なら「それだけが生き甲斐」だから
「笑わせないと帰れない」ぐらいの
だからそれを諦めない
それが鉄パイプで窓ガラスを割るという行為になろうとも
ラフ・メイカー – 結局ラフ・メイカーとは…
“小さな鏡を取り出して俺に突き付けてこう言った
「アンタの泣き顔笑えるぞ」
呆れたが なるほど 笑えた”
てな感じでラフ・メイカーは無事笑顔を届ける事が出来たわけですね
とここまでが歌詞を見ながら
ちょこちょこ口を挟んだのですが
揚げ足取りみたいな事も書いてきたわけですが
このラフ・メイカーの凄さ
それは“ブレない”
だと僕は思います。
笑顔を届ける事を諦めない
大袈裟に言うと救うっていう気持ちを捨てない
自分が泣く事(傷つく)があってもそんなの関係なく自分がやろうとしてる事をしっかりとやり遂げるっていう気概?みたいなところ
最初は転がったノックの音が飛び込んだに変わってる事から拒否られつつもラフ・メイカーのノックは強くなっているというか気持ちのこもったものになってるのかな
そしてこの歌の好きなところは
助けるとか大丈夫とか
そういう言葉を使うんじゃなく
【笑顔を持ってきた】ところ
そして最終的にちゃんと笑顔にする
窓ガラスを割るっていうのは心の殻や壁、困難的なもの、はたまた扉を破ってるのを表現してるのかなって思う
でも歌詞の中にドアって言葉が出てきてそこをこじ開けるんじゃなくあえて窓を割ってるって事はやっぱり殻みたいなものなのかな
個人的には凹んでる人よりも何かを抱えてる人の方が笑顔にするのは難しいと思う
変な話凹んでるだけなら理由聞いてなんちゃらかんちゃらでなんとかなる事もあるけど
何かを抱えてるとなるとその場はなんとかなってもその後どうなるかわからないから
ラフ・メイカーっていう存在
これは他の誰かかもしれないし
自分の中にいるものなのかもしれない
何かあった時に手を差し伸べてくれる誰かかもしれないし
自分自身が殻や壁を打ち破っていく的な
呼んだ覚えが無いのにラフ・メイカーが来てるってのを考えると心のどこかにそういう気持ちがあってそれがラフ・メイカーを呼んだんじゃないかなって
自分の中にいる自分じゃない自分、二重人格とかそういうことじゃなくて本心というか本音というか助けて!って思っても口に声にできてない気持ちみたいなやつ
敢えて不幸になろうとする人なんていないし
誰しもが出来る事なら笑って過ごしていたいけど
ちょっとしたボタンのかけ違いで笑えない日ってのは来てしまって
しかもそれってのはある日突然やってきたりする
それは誰にでもやってくる可能性があって
だからこそ厄介なもの
そんな時のためにきっときっときっと
ラフ・メイカーはいるんだと思う
姿形はその人によって違うだろうし
もしかしたら目に見えないものかもしれない
いつか自分がその役割を担わないといけないシーンだってあるかもしれないし
すでにもうそれをしている人もいるかもしれない
誰かが誰かのラフ・メイカーに気づかぬうちになっているかもしれない
どうしても守りたい笑顔だったり
どうしても守りたいものだったり
そういうもののために本気で何かをしているなら
喜ぶ顔が見たくて!とか
笑ってくれるのが嬉しくて!とか
そういうもののために本気で何かをしているなら
きっともう立派なラフ・メイカー
なのかもしれない。
ラフ・メイカーの歌詞を見て見つけたものは、そういったものでした。