出だしから明るくて、元気になれる曲ってありますよね。
そういった曲もいいのですが、そうじゃなく、なんか切ないけど、グッときて前を向く気持ちになれる曲。
そんな曲が好きだったりします。
中にはアップテンポだけど切なさが見え隠れしてってな曲もあったり。
今回は個人的にそんなどこか切なさを持っているけど、前を向こう!って思える曲を備忘録も兼ねて何曲か紹介してみたいと思います。
考えてみたところ、男性アーティスト(男性Vo)と女性アーティスト(女性Vo)で分けて書けるぐらいあるんじゃないかって事で、今回は女性アーティストを。
超個人的な選曲ではありますが。
では。
きみわずらい – まねきケチャ –
最初に紹介するのはアイドルグループ“まねきケチャ”の2016.4.26 リリースのまねきケチャのメジャーデビューシングル【きみわずらい】
変わったタイトルだけど、覚えやすいタイトルですね。
スローなスタートから、アップテンポなイントロに流れるこの曲。
アップテンポでありあがら、メロディー?音?がどこか切ない。
そしてタイトルである、【きみわずらい】ってのもなんだか切ないですよね。
ちなみに、女性アーティストの曲ですが、この曲の一人称は”僕”なんです。
君に対して”恋わずらい”ならぬ、”きみわずらい”なんですね。
この曲の切ないポイントは先述した、メロディー?音?な部分なのですが、最後のサビ前の部分も好きなのですが、一番はやっぱりサビの転調部分かなーと個人的に思います。
アイドルに詳しくないですが、曲自体はアイドルの曲っぽいですし、音もそういった感じがします。
でもなんか、聴いてるとグッときて、前向こう、頑張ろうって思える曲です。
HAPPY – 安藤裕子 –
続いては安藤裕子さんの6枚目のアルバム【chronicle.(クロニクル)】に収録されている【HAPPY】
安藤裕子さんの楽曲でいうと、以前【のんぜんかつら】を紹介した事があり、その時に一番聴いている女性アーティストの曲かもしれないと綴りましたが、HAPPYも安藤裕子作品の中では聴いてる方です。
タイトルがHAPPYですから、そりゃ前向こうとか、頑張ろうとか、そんな気持ちになるでしょうって感じなのですが。
この曲、SUEMITSU & THE SUEMITHさんの提供曲なのですが、とても安藤裕子さんの声とマッチしている。と個人的には思います。
明るい曲調だけど、安藤裕子さんの声が良い感じに切なさを含ませてくれている。
そして、安藤裕子さんの好きなところでもある、ところどころでてくる力強さ。
普段はふわふわっとした感じだけど、時たまでてくるその感じがすごく好きで。
可愛らしい感じの出だしから、サビでグワっ!と上げて、また可愛らしいメロになり、サビで上がる。
このHAPPYでいうとその感じ。
2番のサビ終わりから最後のサビにいく感じ、そして最後のサビの流れも好きです。
最後の盛り上がりというか。
そして繰り返されるサビ。切なくも強いが凝縮されている。
可愛らしい感じ、ふわふわした感じと力強い感じのバランスがすごく良い!って思える曲です。
そしてその中に切なさがあるから、それが際立つ。
安藤裕子さんの持っているものなので、この曲に限った話ではないですが。
まとめると、安藤裕子大好きかよって話です。
スイミー – Every Little Thing –
お次はEvery Little Thingの31枚目のシングル【スイミー】
続編も制作された人気ドラマ、【結婚できない男】の主題歌です。
※続編は【まだ結婚できない男】で主題歌は持田香織さんのセルフカバー【まだスイミー】
ELTといえば、【出会った頃のように】や、【For the moment】【Time goes by】【fragile】などなどたくさんのヒット曲がありますが、個人的に好きなのが、この【スイミー】と【恋文】
恋文も今回のテーマに当てはまると言えば当てはまる部分はあるのですが、どちらかと言えばスイミーかなと。
恋文は切なさ度の方が勝る感が。
この曲もテンポがゆっくりな訳じゃなく、むしろアップテンポよりで、曲調も明るいんですが、出だしから切ない感がしっかりあるんです。
もっちーのこの時の声質がそうさせているのか。
サビのテンポ感も好きです。とても心地良い。
サビのスーっと入ってちょっと上がって、またスーって感じになって上がって感や、最後のサビ前の出だしと同じ部分。
これがすごく良い感じに効いてる気がします。
その後にくる最後のサビへ続くギターも良いですね。
さよならバイスタンダー – YUKI –
続いて、これまた以前も出てきた“YUKI”さんの作品。
31枚目のシングル【さよならバイスタンダー】です。
偶然にもスイミーと同じく31枚目のシングルですね。
人気漫画『3月のライオン』のアニメのオープニング曲として書き下ろされた曲になります。
余談ですが、3月のライオン、良いですよ。好きです。何回見ても涙が、、、ってシーンがあるぐらい好きです。
余談が続きますが、3月のライオンの作者、羽海野チカさんの『ハチミツとクローバー』がアニメ化された際にもYUKIさんの楽曲がオープニングテーマとして起用されているのですが、それが【ドラマチック】と【ふがいないや】という曲。
【ドラマチック】もね、好きです。
さて、さよならバイスタンダーに話を戻すと、切なさの中にある明るさ、そしてその逆も然り(明るいのにどこか切ない!が、それがいい!!)っていうのはJUDY AND MARY時代からの得意技みたいなものかもしれません。
JUDY AND MARYでいうと【BLUE TEARS】がめちゃくそ好きです。
めっちゃいい。あの切なさと、でもそれだけじゃない感じ、めっちゃいいんです。
さて、本当にさよならバイスタンダーに話を戻すと、当然ながらJUDY AND MARY時代から時は流れている訳でその時とは違う良さが今はあって。
わかりやすいのが声ですかね。
JUDY AND MARY時代と比べると、どっしりした感じになっているというか、しっかりしている感ってのが増していると個人的に思っていて。
素人がいうのもなんですが、表現の幅が広がった感いうか。
グッ!とくる感がより感じやすい声になっている感じがします。
だから、そこまでしっとりした曲調じゃないのに、自然と切なさが加わって、そして、どっしり感が増した事で前向こうとか、頑張ろう!って思える何かも加わる。そんな気がします。
この曲は、以前紹介したYUKIさんの【2人のストーリー】と同じく、飛内 将大さんが作曲を担当しているのですが、この2人の相性が良いのか単純に個人的に好きなのか。
他にもYUKIさんの曲でいうと【秘密】って曲も飛内 将大さん作曲なのですが、切ない中にも盛り上がるがある!っていうのは共通している点かもしれません。
まぁ、このコンビ最高って事ですね。
会わないつもりの、元気でね – SCANDAL –
続いては、4人組バンドのSCANDALの15枚目のシングル【会わないつもりの、元気でね】です。
SCANDALの曲中で1番聴いている曲、そしてこの曲を聴くと大阪を思い出します。
初めて聴いたのが大阪だったってだけなのですが。特にそこに思い出があるとかではないのですが。
でも、その曲を聴いて何かを思い出すってすごい事だよなーって思います。
テンポは決して遅くないけど、明るい曲調って訳でもなく(暗いわけでもないですが)タイトル的にも「会わないつもりの、元気でね」という別れを思わせるものだけど、聴き終わる頃には前を向こう、頑張ろうって思えるんですね。
これも、最大の要因は最後のサビにくる転調かなと。
というか、転調が好きなんでしょうね。
ありすぎてもなんか疲れちゃうけど。
そしてワード的に「元気でね」ってのが、切ない。
なんかもう会えない感を感じるワード。
そうじゃない時もあるだろうけど、少なくともまたすぐに会える時には使わないワードな気がします。
曲の最後、「元気でね」って歌詞で終わるんですが、それが切ない。
けど、後ろ向きな感じじゃなくて、むしろ逆。
次にいくための「元気でね」に聴こえる。
そこが良き。な曲です。
ちなみに本当はSCANDALの【声】という曲もチョイスしようとしたのですが、公式チャンネルに動画がなかったため、【会わないつもりの、元気でね】だけになりました。
が、【声】って曲も良い曲なんで、よかったら聴いてみてください。
最後のサビの前半部分の声が超絶好き。
みかん – モーニング娘。 –
最後に紹介するのは、ちょっと今回の感じに当てはまらない感もありますが、“モーニング娘。”の35枚目のシングル【みかん】です。
アイドルで始まったので、アイドルで終わろうかと。
アイドルと書いたのですが、アイドルらしい良い曲ってのもあると思うんですが、この曲、アイドルうんぬん関係なく単純に素敵な曲だなと。
さすが、つんく♂さんって感じかなと。
冒頭に出だしから明るくて~って書きましたが、この曲はそっち系かもしれません。
でも、それだけじゃなく、何故かどこか切なさというか哀愁というか、そういったものが感じられる曲です。
何故なのか考えてみたのですが、この曲のタイトルは「みかん」
これ、「未完」とかかってるらしいんですね。
wikipediaには違う感じの書いてありましたが。
個人的には歌詞を見る感じ「未完」とかかってるのが、しっくりきましたし、明るい曲の中に切なさというか、哀愁を感じさせる理由に繋がるかなと。
未完って事は、まだこれからって事ですよね。
そして完成に向かっていく間に色々な事がある訳ですよ。
その色々の中には良い事もあれば、そうでない事もあるはず。
そこが上記を生み出す理由なのかなと思うのと、その感じを表す歌詞が結構シンプルで、アイドル曲をすごい知ってる訳じゃないけど、アイドル曲っぽくなく感じる理由に繋がるのかなと。
そこがただただ明るいだけじゃなくて、明るさを際立たせる感じを作り出しているのかなと。
ちなみにこの曲、発売時は”モーニング娘。史上一番売れなかったシングル”だったらしく、そこを言われる事も多かったみたいです。
ただ、今ではライブの定番曲として人気の曲になっているみたいですね。
曲がもってるパワーがすごいのかなと。
そして、良いも悪いも両方と向き合って、良い未来へ歩いていこう的なのが、共感を生むのかなと。
そういう意味では、今回の選曲基準にあっているかなと思い最後に選んでみました。
超個人的にグッときて、前を向ける曲たち – 女性編 -のまとめ
と、いう訳で、今回は「超個人的にグッときて、前を向ける曲たち – 女性編 -」という形で何曲か紹介してみました。
こういうのをまとめるのの良いところってその曲の事を再度調べたりyoutubeで見たりしてる時に、また違う良い曲に出会えたりするってところです。
めっちゃ個人的なあれですが。
そしてそこからまた前向きな力をもらったり。
そんな曲もいつか紹介できたらと思います。
音楽に世界を変える力はないかもしれないけど、少なくとも自分の世界を変えてくれる力はあると思ってます。
世界が変わるというより、気持ちが変わるではありますが、そこが変わると色々と変わっていくものだと個人的には思ってます。
NO LIFE , NO MUSICって言葉があるけど、本当そうですね。
なんて感じで締めたいと思います。
では、また。