セプテンバーさんの日はあっさりと過ぎ去ったけど
今回はRADWIMPSのセプテンバーさんを
正直、RADの曲は何曲か知ってるし好きな曲もあるけど
この曲はそこまでちゃんと聞いた事なく。
でもRADファンには古くから人気のある曲のようです。
そして9月3日はセプテンバーさん(9➡セプテンバー/3➡さん)の日らしいです。
twitterでトレンドに入ってました。
そんなRADWINPSのセプテンバーさんの歌詞から、そこにある”何か”を探って勝手にレビューしていきたいと思います。
8月の次にくる月の正体
“一人のために描いた夢を 誰かに使いまわした
そんなこともあるさと笑える僕も きっとセプテンバー
『夏』ってだけでキラキラしてた あの気持ちが好きなの
「もう少しだけここにいさせて」 そんな顔で僕見るの”
いきなり難しいよ。
僕もきっとセプテンバーってなんだよ。
って思いを飲み込みその先に目を通してみると、夏ってワードが出てくる。
セプテンバー(9月)って初旬~中旬はまだ暑いけど、下旬ともなると風も変わってくる。
そうすると「あ~夏も終わりかぁ~」なんて、残念がられる事もある、そんな9月に重ね合わせているのかなと。
一人のために描いた夢を使いまわして。
「えー残念…」ってなられても
「そんな事もあるさと」と笑える。
9月がそんな性格なのかどうかは知らないけど…
いや暑いけどね9月、夏っぽさあるけどね9月
“でも君が笑える理由なら 僕が見つけてきてあげる
こんな二人を繋ぐのは きっとなんでもないセプテンバー”
8月のように夏のようにそれだけで、キラキラしてるように見えてしまう季節が終わって、上記に書いたように思われてる(かもしれない)9月がくる。
でも二人の関係の続きが描かれるのはなんでもない9月
なんでもない9月でも、笑える理由を見つけてきてあげれる。
いや暑いけどね9月、夏っぽさあるけどね9月
セプテンバーさん – 魔法が解けたその先で見たもの
“本物よりもリアルに見えた あの魔法はもう解けた
けどギュっとすればキュンとなるあれは 夏のおかげなんかじゃない”
【あの魔法】ってのはきっと、夏ってだけでキラキラしてたあの気持ちの事。
だから「本物よりもリアルに見えた」って言葉が使われてて。
でも本物よりもリアルに見えたあの魔法が解けても
心の中にあった思いは偽物じゃなかった
決して夏だから生まれた思いじゃなかった。
つまり本当に好きって事か。
いや暑いけどね9月、夏っぽさあるけどね9月
“湿る空が乾く色を きっとパパは探していたの
そんな時に一人ぽつんと疼くまってたセプテンバー”
またわかんないよ、「パパってなんだよ…」
って思いをまたもグッと飲み込みつつ、けどやっぱわかんないから飛ばし…
湿る空が乾く色って夏じゃなくてどっちかって言ったら秋
9月ってのは夏と秋のつなぎ目的な季節で、だからそんな色を探している時に、ぽつんと夏のはじっこで疼くまってるのが9月。
いや暑いけどね9月、夏っぽさあるけどね9月
セプテンバーさん – 9月だからこそ得るもの
“夢が語りつくした希望を 僕は拾うよ 君は見てるの?
さぁ今ならば この声ならば届く気がしたんだ
夏が散らかしてった心を 僕は紡ぐよ さぁいざ行こう
そう今だから この声だから 響くセプテンバー
声が響きだす そこに意味はなくとも
君が笑い出す そこに夏はいなくとも”
そんな夏のはじっこで疼くまってる9月が、気付かせてくれる事。
それがこのフレーズで表されているような気がする。
【さぁ今ならば】ってのはさっきも書いた
その季節だからってだけでキラキラしてしまう
魔力を持ってる8月からバトンを受け継いだ、9月の事。
きっとなんでもないセプテンバーだけど、声は響くし君は笑う。
むしろなんでもないセプテンバーって季節は
8月に負けないぐらい大切な季節
8月の後にいるからこそ輝く季節
いや暑いけどね9月、夏っぽさあるけどね9月
“僕が笑える理由なら 今まさに目の前にいるよ
こんな僕らを繋ぐのは そうさいつも
愛が語り尽した想いを 僕は歌うよ 人は笑うよ
でも今ならば この声ならば届く気がしたんだ”
初めは夏だからこんなキラキラしてた気持ちがあるのかなって思ってたけど、9月になっても変わらず思いがあるから、むしろ9月になっても変わらず思いだから、今ならば届く気がしている。
そんな思いを綴ったフレーズかな。
いや暑いけどね9月、夏っぽさあるけどね9月
特別なものそれはセプテンバーさん
“手と手をとれば揺れる心が 抱えた不思議 それはテレパシー
さぁ今だから この声だから さぁ今だから この声ならば
こんな僕だけど そう君となら 何もないけれど そう今ならば
この声ならば そう君となら 響く気がしたんだ”
この歌で何度か出てきている。
否、何度も出てきている?
【さぁ今だから(ならば)】【この声だから(ならば)】
それだけセプテンバーって季節が、特別なものなのかなって。
「あー8月終わったし夏も終わりかー」って
思われてしまう季節
「あー夏休みももう終わりかー」って
思われてしまう季節
そんなセプテンバーだから(ならば)
届くものもあるし気付く事もあったし、その中に確かにいるのが君なんだって話。
いや暑いけどね9月、夏っぽさあるけどね9月
“あぁこの季節(とき)が 語るもの
あぁこの季節(とき)が 繋ぐもの”
最後の〆のフレーズ。
今まで書かれてきた事が”それ”
今まで書かれてきた事が語るものであり、繋ぐもの。
そんな8月にあるものは持ってないし
なんなら夏とも言えずまだ秋っぽさも顔を出すかどうか
そんな季節だけど8月の後だからこそ味わえるものがある
むしろ味わえるのはこの季節だけ、それがセプテンバー
って歌だと思ったセプテンバーのとある日でした。